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イギリスBBCのキッズ専門チャンネル「CBeebies」の思い出

日本にいた時、Amazonプライムを契約していました。

そしてプライム会員になるのと同時にAmazon Fire TV Stickも購入。

これは娘が日本滞在中に英語を忘れないように、Primeビデオで英語の番組を視聴できるよう、そしてどうせ見せるならテレビの大画面でと思ったためです。

しかしPrimeビデオで視聴できる英語の番組がとても少なくて(しかもキッズ向けとなると)、片っ端から娘に見せたのですが全く食いつかなかったため、すぐにPrimeビデオの役割は終わり、主に送料無料や翌日配送などのプライム会員特典をフル活用するようになっていきました。

一応、海外のキッズ番組のラインナップもあるにはあったのですが、残念なことにほぼ全て日本語訳されており、英語のまま視聴できるものがほとんどありませんでした。

当然、娘は英語に触れることもなくなり、

あっ

という間に英語を忘れてしまったのは今となっては懐かしい思い出(笑)。

カナダに渡航するに当たりプライム会員を解約しようか迷ったのですが、逆にカナダのテレビでAmazon Fire TV Stickを使い日本のPrimeビデオを見られるのは魅力的では?と思い、そのままにしておきました。

結果的にはこれが大正解で、日本のPrimeビデオを海外で視聴するには色々とハードルはあるのですが、そこはネットで調べまくって必要なアプリを入れ、何とか無料で視聴できるノウハウを手に入れて毎日フル活用しております。

更に我が家は、日本のテレビ番組や録画してある番組を海外のどこでも自由に視聴できるSling Boxという機器を持っていますので、カナダにいながらにして日本のテレビ番組も見たい時に見たり録画したりしています。

特に年末の「紅白歌合戦」&「ゆく年くる年」は、Sling Boxを使ってリアルタイムに視聴するのが我が家の恒例行事になっています。

日本にいた時は何とかして娘に英語の番組を見せようと四苦八苦しておりましたが、逆にこちらに来ると日本語を忘れないように日本のアニメを見せているのは皮肉なものです。

とにかくここに来てPrimeビデオさん大活躍!!!

が、しかーし!

目を離した隙に娘がAmazon Fire TV StickでYouTubeを見るようになってしまい、一時期そちらにハマって全くPrimeビデオを見なくなりました。

私は即座に何でも禁止するのは良くないと思っているので、YouTubeも娘の好きなように視聴させていましたが、さすがに素人作成のYouTube番組のクオリティの低さに親として目をつぶれなくなり、娘には好きなだけ存分に酷い番組を見せまくった後、ちゃんと理由を説明してYouTubeを視聴禁止にしました。

初めは時間制限を設けるだけにしていたのですが、そういう事をしてもこんな酷い動画を毎日見ていたら娘が馬鹿になりそうだと危機感を抱きました(;´Д`)

まぁ中には親から見ても中々に面白いものはあるのですが、そんなものはごく一部、YouTubeは動画の時間も短いし、すぐに色々な関連動画が出て来るため娘もザッピングしまくり、それを逐一チェックするのも現実的ではないので一切禁止に。

そんなこんなでPrimeビデオに無事に回帰し、久しぶりに「今何が見られるんだろうね~?」と娘と一緒に色々と探していました。

■突然のフラッシュバック

すると、イギリスBBCのキッズ専門チャンネル「CBeebies」(シービービーズ)から、実に様々な番組が日本のPrimeビデオに日本語訳されて登場しているのを発見しました。

「ピーターラビット」「きかんしゃトーマス」「パディントン」「おさるのジョージ」「羊のショーン」などの有名どころがPrimeビデオに以前からあるのは知っていましたが、今回は 「えっそんなマニアックなものまで!?」とビックリするくらい、 CBeebies からあらゆる番組がどんどんPrimeビデオに追加されている模様。

個人的には、博物館員のアンディお兄さんが恐竜の時代にタイムスリップする番組が大好きだったのですが、それも登場していました!

そして、チャーリーとローラという兄妹が繰り広げる日常生活のアニメ番組「Charlie and Lola」を見つけ、懐かしさに思わず再生して、その主題歌が流れた瞬間、あのイギリス生活の思い出が即座に脳内にフラッシュバックしてきたのでした。

■辛くてしんどくて暗くて寒かったあの日々の感覚

私にとってイギリス生活は、本当に辛くて苦しい期間でした。

今になってこそ懐かしく振り返ることができますが、娘がまだ赤ちゃんで、言葉も通じず、現地で頼れる友達も最初はおらず、日常生活のあらゆる場面でトラブルが頻発し、夫の給料も安く、貯金を切り崩しながら生活していた、とにかく楽しく暮らした思い出が非常に少ないのが我が家のイギリス生活でした。

そんな精神状態でしたので、私は娘の相手もまともにできず、一日中CBeebiesを付けっ放しにしていました。

赤ちゃんだった娘はそんなにCBeebiesに食いつくこともなく、専ら私がボーーッと見ていました。

「Charlie and Lola」は、特に好きだった番組ではありません。

でも、確か冬の夕闇迫る時間帯に良く放映されていて、いつも夕食を何にするか悩んでいる時だったので、余計に私の苦悩と結び付いていたのでしょう、主題歌を耳にして涙が滲んで来て、胸が締め付けられるような感覚に陥りました。

あぁ、そんな日々だったなぁ・・。

本当に、寂しくて辛かったなぁ。

あれからもう何年も経ったんだなぁ。

今はこうして、カナダで楽しく穏やかに生活できている。

あの日々にありがとうとは思わないけれど、移住生活のベースになったことは確かで、自分を強くしてくれた日々でもありました。

いつか、イギリスで住んだ家(3軒あります)を見に行き、当時のお友達に会いに行くことが私の夢の一つです。

娘の中にイギリス生活はほとんど記憶として残っていないけれど、色んな思い出を聞かせてあげたいなと思います。

それでいうと、夫と出会ったニュージーランドの思い出の地を訪れ、子供たちに見せてあげたいというのも更なる夢としてあります。

イスラエルもその内行ける時が来るかな。

世界の各地に懐かしい場所があるのは、苦労も多かったけれど幸せなことかも知れません。

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