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ウルトラの父 ~『鬼滅の刃』×『聖闘士星矢』×『ウルトラマン』~

遅れてやって来た我が家の鬼滅ブーム

映画が公開中ということもあり、日本中を鬼滅の刃が席巻していますね!

私は今年の5月だったか、鬼滅の刃がジャンプの連載最終回を迎えたというのをyahooニュースで知っていただけで、見たことはありませんでした。

しかし日本にいるママ友さんからお勧めの漫画と言われ、日本に一時帰国中に、これだけのブームですので娘にも見せる流れになりましたが、あまりの残酷なシーンの連続にすっかり閉口してしまいました。

娘も第一話で衝撃を受けてしばらく見たがらなかったのですが、学校に行けば周りはみんな鬼滅の話ばかり、お友達の家に遊びに行けば全員で鬼滅の鑑賞会、というわけで、徐々にハマって行きました。

そしてカナダに帰国後に完全に鬼滅の虜になってしまい、連日Amazonプライムで鬼滅ばかり見まくり、私にまでどのキャラが好きかとか鬼殺隊がどうのとか話しかけてきて超絶ウザくなり、

「ママは鬼滅の刃みたいな怖いアニメ見たくないから自分だけで楽しみなさい!」

「どんな話か知らないんだから、誰が好きとか分からないから!」

と完全拒絶モードだったのですが、それでも子供は毎日毎日見て、しつこく私に話しかけてくるわけです。

私は家事をしていても否が応にも目に入って来ますので、

「何であの女の子は竹を咥えてるわけ?」

「何で鬼の頸を斬らないといけないの?」

などと素朴な疑問を娘に聞きながらストーリーを把握していきました。

その内、

やばい、これはなかなか面白いかも知れない・・

と思うようになり、娘と鬼滅トークをすべく、遂に私は心を決め、

10月の娘の誕生日プレゼントに、日本のAmazonからコミック『鬼滅の刃』1~19巻を取り寄せました。

関税&送料が3000円超かかりましたけど・・orz

でも凄いんですよ、Amazonのグローバル配送!!!

ネットでポチってから、何と、

翌々日に配達されます!!!

これまでどうしても入手したい日本のものはAmazonの海外配送で注文して来ましたが、配送業者は都度違えど、そのどれもが、

日本から翌々日にカナダの我が家に到着しました!!!

このスピード感、毎回感動で震えてしまいます(; ゚Д゚)

日本国内の配送だって、都内だと翌日配送されることも多いですが、午後遅くの注文などタイミングが悪かったり、地方への配送だと、翌々日になりますよね。

それを日本➡カナダでやってくれるなんて大感動です。

そして届いた鬼滅の刃のコミックを貪るように読み、

はい、すっかり親もハマってしまいました( ;∀;)

あれだけ「教育に良くない!」と嫌悪していた残酷なシーンも気にならなくなりました。。

親とは何とも現金なもんだ。。

娘と盛り上がる漫画談義

それまで私の漫画歴代1位は、

『聖闘士星矢』

でした。

今年の頭にAmazonで日本から『聖闘士星矢』全巻を取り寄せて娘に読ませ、娘もすっかり聖闘士星矢の大ファンになっていたので、2人で一緒に聖闘士星矢のアニメを見たりキャラのトークで盛り上がり、聖闘士星矢しりとりをしていたことも・・。

しかし今回アッサリと聖闘士星矢から鬼滅の刃に鞍替えした娘。

私は憤慨し、自分が鬼滅にハマるまで、何度も私の『聖闘士星矢愛』と娘の『鬼滅愛』が衝突しました。

娘「星矢より絶対、炭治郎の方が強いよね。」

私「( ゚Д゚)ハァ? 星矢に決まってるでしょ。聖闘士(セイント)は武器を使わず素手で闘うから!しかもマッハだし。音速なんですけど音速。」

娘「でも炭治郎は鬼を倒すんだよ?鬼は強いんだよ!」

私「鬼とか(笑)。星矢は神々と闘って勝ってるんだけど?( ゚д゚)」

娘「・・・。」

あぁ、大人げない私・・。

それが今や、連日鬼滅トークで大盛り上がりの私達。

しかも私は鬼滅の刃で描かれる人間愛を熱く説く毎日。

娘「どうして煉獄さんは家族じゃないのに、煉獄さんが死んで炭治郎は泣いたの?」

私「は?本気で言ってるの?たとえ家族じゃなくても、人のために命を投げ出して助けてくれた人が死んだら、泣くに決まってるでしょ!?」

娘「でも・・。」

私「あんたは目の前で自分を救ってくれた人が死んだら、悲しいと思わないの?血の繋がりなんて関係ないでしょ!?本当に、あんたは悲しいと思う人の心が分からないの?本当に言ってるわけ?え?」

娘「・・分からない。」(←多分引くに引けなくなったと思われる)

私「あぁそう、そんなに人の気持ちも分からないのなら、あんたは鬼滅を絶対に理解できないよ、あんたはもう二度と鬼滅は見なくてよろしい!!!」(←熱くなりすぎて涙目)

娘「・・!」(←涙目)

夫はそんな私達を引き気味に眺めていましたが、娘がある日夫に尋ねました。

「パパは子供の時、何の漫画を見てたの?」

夫は漫画もゲームも、子供時代から現在に至るまで、全く興味がありません。

ただテレビっ子だったため、テレビで放映されていたものなら知っていて、

「そうだなぁ~、パパはウルトラマンとか見てたかなぁ。」

と答えました。

もはや世代がバレバレですね・・ちなみに私は夫より年下なので、ウルトラマン、かろうじて見たことありませんけどね!(*‘∀‘)

夫も参戦した漫画談義で起きた悲劇

娘は

「え~~~っ、ウルトラマン!?何それどんな話なの!?」

と興味津々。

夫はウルトラマンをスマホで検索し、娘に画像を見せながら説明していました。

娘も面白そうに聞いています。

夫「ウルトラマンだけじゃなくて、ウルトラの父とか、ウルトラの母とか色々いるんだよ。」

私「確かガメラとかいう怪獣いたよね?」

夫「いやそれはウルトラマンじゃなくて別のやつ。」

私と夫が楽し気に話している間に、娘は古いiPod touch(私が使わなくなって娘に下げ渡したもの)でウルトラマンを検索し始めました。

まだ漢字を知らないので、娘の検索は全てひらがなです。

やがて

「『うるとらのはは』って、こんなの?」

と娘がiPodの画面を夫に見せました。

検索結果にはウルトラの母の画像がたくさん出ています。

「そうそう、これこれ!ちゃんと上手に検索できたねぇ、偉い偉い!」

夫から褒めてもらって喜ぶ娘。

張り切って次の検索ワードを打ち込みます。

あぁ、悲劇はすぐそこに・・

やがて娘が、

「きゃはははは!!何これぇ!!パパ見てぇ~~~!!(≧▽≦)」

と声を上げ、

「ん?どれどれ?(´∀`)」

とiPodを覗き込んだ夫が固まりました。

夫は微動だにせず立ち尽くし、娘は大ハッスルでiPodを私のところに持って来ました。

そこに映っていたものは・・

巨乳をはるかに超えるパイオツを揺らして微笑む裸の女人の画像、画像・・

「キャキャキャキャ!!!この女の人のオッ〇イ、大きすぎだよねぇ!!こんなに大きいの、おかしいよねぇ!!ヾ(*´∀`)ノ」

幼い娘はエロ目線ではなく、単純に画像として面白がって喜んでいました(笑)。

そう、娘は漢字で検索ができないので、

うるとらのちち

とひらがなで検索したのです。

「うるとらのはは」は何の問題もなく『ウルトラの母』が出て来たのに、、、

「うるとらのちち」は、古いiPod touchの検索エンジンでは、圧倒的に、

ウルトラの乳>>>(越えられない壁)>>>ウルトラの父

だったようです・・。

世の男どもの、何と浅はかなことか。

世の男どもの、何と罪深きことか。

夫は幼い娘が大量のピンク画像を目にしてしまったことにショックを隠し切れず、激しく動揺して可哀想なくらい落ち込んでいました(笑)。

そして寝る前にポツリと、私に呟きました。

「俺・・R(娘の名前)にあの画像見せられたとき、『終わった』と思った・・。」

いえいえ夫よ、あなたのせいではありません。

世の男どもの煩悩のせいです。

・・夫のせいではないけれど、それにしても本当に、

男って、バカ。。。

鬼滅の刃で、炭治郎は鬼を「鬼は虚しい生き物だ悲しい生き物だ。」と憐れんでいましたが、その目線、そっくりそのまま男という生き物にも当てはまると思った出来事でした・・(´Д`)

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