さて、お次は現代生活の必需品、スマホについてレポートします。
日本のキャリアは出国当日に成田空港で解約していった夫。
早速現地で契約しようとしたらしいのですが、simフリーの機種を持って行ったにも関わらず、1店舗目で「この機種はこっちのsimを入れられないから、新しいスマホも一緒に購入しないといけない」と言われ、そんな馬鹿な・・と違う店舗に行ってみたそうですが、2店舗目、3店舗目でも同じことを言われたそうです。
こういう外国人の適当さは、毎回ながら心底疑問に思いそして感心すらするんですが、嘘を言っているのか本当に知らないのか、どっちなんだろう。
どっちにしろとにかく適当なんですが、問題はそれを自信満々に答えるんですよね。
断定口調で。
日本人の店舗スタッフだったら、聞かれて分からなかったらまず調べますよね。
分からないから適当に答えるとか嘘を教えるとか、重ねて言いますが日本人なら考えられないですが彼らは平然と繰り出してきますので、皆さんも海外に出た時はお気を付けください。
あたかも当然のように平気で違うこと言ってきます。
そして手続きも当然のように平気で間違えます(違うプランで契約されたことが何度あったか)。
そして間違えても当然ながら絶対に謝りません。
こうして書くと人間失格みたいに思えますが、これが海外では普通です。
このことを頭に入れておくだけでも、実際にそういう目に遇った時に心のダメージを抑えられます。
「ここは日本じゃない、これが国際標準なんだ・・ッ!」
そう思わないとやってられません(笑)。
人間不思議なもので、いったん諦めて受け入れると、怒りを感じないようになってきます。
相手が見え見えの嘘ついたり言い訳したりしてきても、許せる気持ちになるから不思議です。
「そっかぁ、それなら仕方ないカナ」
映画とかでよく見かける、外人が肩をすくめて両手を広げるイメージで受け入れます(笑)。
しかしそういう経験ばかりすると、日本に帰国したときに、日本標準のサービスが「神対応・・!」に感じます。
皆さん誇りを持ちましょう、我が日本のサービスの質の高さは世界一です。
さて話を戻して・・simフリーのスマホを否定され続け、そんなはずはないが、やはりそうなのか・・と諦めモードで4店舗目に入ったところ、ようやく「あ、これはsimフリーの機種だからsimだけで大丈夫だよ!」と言ってくれるスタッフに出会え、「だよね!?」とそこで無事に契約できたそうです。
しかし一番安いプランでも月額50CAD(カナダドル)らしく、カナダは通信費がお高いようですね。。
日本も通信費が高いとよく言われますが、本当です。
イギリス、イスラエルの格安スマホは、笑っちゃうような値段でした(日本円で500円くらいのプランもありました)。
この分だと、家のインターネット費用も高そうだな・・まぁ仕方ないか。
さて無事にスマホも契約でき、夫は仕事もスタートし、まだ車がないのでバスで通勤しております。
初めて職場からバスで家に帰るときのこと、現地の乗換案内みたいなアプリで出てきたバスに乗ったところ、どんどん自宅エリアから離れていくのが分かり、慌てて途中で降りたそうです。
そこからまたアプリでリカバリーの経路を調べたそうですが、降りたバス停で次のバスまで30分待つか、30分歩いたところにある別のバス停からバスに乗るかの二択しかなく、-20度の夜間でじっと待つのは無理なので、とにかく身体を動かすために別のバス停まで歩いて行くことにした夫。
当然、初めての道なのでスマホを片手に地図アプリを見ながら歩いていたところ・・。
スマホ様のご様子がおかしい。
突然スマホの初期画面になり、画面がプルプル・・と震え出したそうです。
そしてそのまま、ブラックアウトしたそうです(電源が落ちた)。
まさかのスマホご臨終(しかも凍死)!?
極寒の地、しかも道に迷ってスマホだけが頼りの中、あっけなく旅立たれたスマホ様・・。
夫は元来た道を戻り、やってきたバスに飛び乗って、どうにかこうにか自宅に帰り着いたということです。
しかしこれ。
私が逆立ちしても絶対にかなわない尊敬する夫の能力の一つが、「方向感覚がある(つまり方向音痴ではない)」ことです、ハイ。
この状況で家に帰れた夫は凄い、凄すぎる!!!
私が同じ目に遇ったら凍死するか道を聞いた人に適当に教えられて更に遭難しまくる自信があります。
そして旅立たれた(と思っていた)スマホ様、何と、部屋の中でしばらくして息を吹き返したらしいのです!!!
凍死ではなく、仮死(冬眠)状態になっていたみたいです。
どちらにしろ恐怖ですが・・。
おそらく、スマホをバッグやポケットから取り出して、またしまう、というふうに使っていたらそうならなかっただろうと。
夫は道に迷いスマホを眺めながら歩いていたので、極寒の外気に長時間さらされまくったスマホ様のご容体が急激に悪化したのでした。
やはり寒いんだな恐るべしカナダ・・!
私と娘の渡航を春先にして完璧に正解だったと思う今日この頃。