遂に新学期スタート!!!
皆さま、お久しぶりです!!
生存報告です!!
何とか生きております!!
いや、過酷なこの夏を、2ヶ月間の夏休みを、生き抜きました!!!
写真は2ヵ月という長い長~いこの夏休み期間中(しつこい)、唯一、子供たちを連れて行くことができた場所です。
超極貧生活でしたもので。。
あぁ、ウォーターパーク楽しかったなぁ・・(T^T)
これはキャベンディッシュにある施設で、バスで行ったのですが、広大な敷地に楽しいプールがいくつもあり、水着のまま遊べるアトラクションや遊具、お化け屋敷などもあり、大人も子供も楽しめるところでした。
何より、人が少ないのが良いです。
カナダで一番好きなところ・・それは土地が広くて人が少ないところです。
さて、9月5日(木)から、待ちに待ちに待ちに待った子供たちの新学期が始まりました!!!
娘(10歳)は最終学年のGrade6、息子(4歳)はキンダー(幼稚園)入学です。
カナダの義務教育は日本よりも1年早く始まるため(正確には9月入学なので1年半早い)、息子は日本では年中さんでしたが、この9月から学校スタートです。
1年間の幼稚園(義務教育の準備期間という位置づけ)を経て、来年9月からGrade1(1年生)になります。
ですのでキンダーは小学0年生というイメージになりますでしょうか。
ちなみにこちらでは入学式みたいなものはなく、、初日だけ親が子供を学校に連れて来て先生に引き渡しておしまい(下校からはスクールバス利用)。
非常にアッサリしていて気楽なもんです。
卒業式は、ちょっとした式典をしているみたいでしたが不明。
娘が6年生になったので、卒業式が(あれば)経験できるかも知れません。
ちなみに前回のカナダ在住時はアルバータ州エドモントンに住んでいたのですが、娘のキンダーは、午前組・午後組の2つのスケジュールに分かれていました。
どちらかを希望して登校させるのですが、キンダーだけは半日のみなので、親の送り迎え必須でした(他の学年とスケジュールが異なるのでスクールバスで登下校させることができないため)。
きっとここプリンスエドワード島のキンダーもそうなのだろうと思っていたのですが、学校からの案内を見てびっくり!!!
何と、小学校全学年(キンダーからGrade6まで)が同じスケジュール!!!
州によって教育制度が違うことは知っていましたが、こんなにも違うものなんですね。
もしかしたら学校によるのかも知れませんが。。
そして全学年が同じスケジュールということは、娘と一緒に、スクールバスで、登下校をさせることができるのです。
しかも娘が一緒なので、バス停までの送り迎えもしなくて良い。
子供を一人で歩かせてはならないカナダで、送迎から解放されることは本当に嬉しいです。
娘と息子は6歳差なので、日本ですと、息子が小学校に入学するタイミングで娘は中学校入学。
絶対に学校が被ることはないのですが、ここカナダでは、息子がキンダーにいる1年間だけですが、娘と同じ小学校に通うことができます。
来年になれば息子をバス停まで送り迎えしなければいけませんが、それでもこの1年間は娘に任せることができます。
それから、アルバータ州エドモントンでは、学校用品は毎年注文していましたが、ここプリンスエドワード島では、全て学校から支給されます。
しかも、学校が朝食プログラムを提供してくれる(!)ので、家で朝食を食べなくても、学校に着いたら食堂に移動すれば簡単な軽食を食べさせてくれるのです!!!
娘によると、フルーツとワッフル、シリアルなど、一応毎日メニューは違うらしく、甘いものも多くて戸惑うようですが、親としてこんなに有難いことはありません。
そしてカナダに来てから喉から手が出るほど欲しかった『自分の時間』が、ようやく持てるようになりました・・これが一番の幸せです・・
夫婦ダブルプー(無職)の異次元生活へ突入
さて前回の記事では、家が決まったところまで報告しました。
まず家を決めるのも大変でした。
何せ夫も私も日本での仕事を退職して、夫婦ともに無職の状態でカナダに渡航したので、無職の人に家を貸してくれる大家さんなどおらず、家の内覧にすら辿り着けませんでしたから・・。
カナダ永住権は持っているので無職でも入国には何の問題もありませんでしたが、とにかく現在プリンスエドワード島は移住者が急増しており、仕事にありつくのも家を見つけるのも困難を極める状態らしい・・
というのは前情報として知っていましたが、まさかここまで苛烈とは思いませんでした。
しかし、ある物件に、
「無職なんですけど、この部屋を内覧させて欲しいです・・。」
と正直に申し込んだところ、本当に優しい中国人の大家さんで、無職にも関わらず、
「日本人は評判が良いから」
と貸してくれることになりました。
シャーリー、このご恩は忘れません・・(ノД;)
さて家が決まると、インターネットやら子供の学校やら免許証やら健康保険証やら諸々の手続きを進めることができ、やはり家が先に決まった方が現地の生活というものは確実にスタートすることができるなぁと感じました、、って。。。
行き当たりばったりにも程があるだろ
まぁそんな感じのスタートでした・・えへへ。
さて、娘(10歳)は6月1日から現地の公立小学校(Grade5)へ転入、息子(4歳)は一日中家でみる生活がスタートし、夫と家事や息子の世話を分担しながら、お互いが就職活動を展開。
そしてあっという間に娘の学校が学期末を迎え、6月末には、長い長い2ヵ月の夏休みに突入。
私は業務委託で日本の会社の事務をフルリモート・フルフレックスで請け負う仕事に就くことができ、7月末から勤務スタートしたのですが、あくまでもパートタイムの仕事のため収入も日本でフルタイムで働いていた頃とは比べ物にならない額でした。
お給料の振り込みは、日本の口座に日本円です。
早く夫には現地で就職して現地通貨を稼いでもらいたい・・
夫は大学院(理系)を卒業後、コンサルタントとして働いていましたが、海外移住のために脱サラして寿司職人に転職、日本の寿司店で修業した後、イギリス・イスラエル・カナダで寿司職人として働いてきました。
日本人の寿司職人。
これまでは、世界中どこでも就職できる感覚がありました。
どこでも欲しがられました。
職に困りませんでした。
しかし、このカナダでもド田舎とされるプリンスエドワード島・・
はい、マジで、ビビるくらい、
仕事がありませんでしたっっっ!!!(;∀;)
少ない求人に、応募しまくる日々・・
その中から奇跡的に面接に呼ばれても落とされる日々・・
想像してみてください・・
6月末から、日本よりも1ヶ月早く夏休みがスタートし・・
子供2人をずっと家で見ながら・・
生活苦を子供には悟られないよう明るく振舞い・・
でも現地の仕事はなかなか(というより全然)見つからず・・
現地通貨がないため、日本の貯金で生活する日々・・
つまり、日本のクレジットカードで全てを決済し・・
昨今の恐怖の円安レートにおののき・・
無職のため車も買えず・・
歩いて買い物に行きヒィヒィ言いながら荷物を背負って家に帰り・・
夏休み中、どこにも子供たちを連れて行けず・・
ひたすら夫婦で励まし合いながら(しかし時折壮絶な夫婦げんか勃発)・・
(良く言えば)家族水入らずの、
(良く言えば)ひたすら自分自身を見つめる生活・・
夏のキラキラした日差しの中、道路を行き交うキャンピングカーを眩しく見つめる日々・・
9月いっぱい頑張ってどうにもならなかったら、日本にいったん帰ろう・・
大丈夫、別に死ぬわけじゃない、やるだけやって駄目だったら、いったん日本に戻ればいいだけだよ・・
そう決意しながら・・
何度、プリンスエドワード島の自然に癒されたことでしょう・・
広い空に慰められたことでしょう・・
輝く海に心洗われたことでしょう・・
そして・・
やがて夏の終わりの兆しが見え始め、プリンスエドワード島にやってきて丸3ヶ月が経とうとした頃・・
突然、夫の仕事が決まりました!!!
それはプリンスエドワード島大学の組合が運営する、大学構内にあるレストラン。
「お寿司のメニューを新しく出したいんだけど、何していいか分かんないんだよね。」
ということで、寿司職人である夫が採用されたのでした。
しかも、大学のレストランなので、夜はラストオーダー7時まで、土日祝は休み、大学の休み期間はクローズ!!!
飲食店なのに土日祝休みって・・
毎年、夏休みは丸々日本に一時帰国できるなんて・・
なにこれ・・最高じゃん・・
耐えに耐え抜いた無職の日々、貯金が溶ける日々、それらを抜けた先には、最高の職場が待っていました。
ひたすら自分を見つめ、自分を信じた日々
私はこのブログで、過去に採用担当として働いていた時の悲哀と経験談を記事(3部作)にしました。
そしてそれらの記事は結構閲覧数が多いので、少なからぬ人々に、
「仕事は『能力』じゃなくて『ご縁』ですよ~!」
「いつか必ずあなたを必要としている仕事に出逢えますよ~!」
ということを記事を通して伝えてきたわけですが・・
もう、本当に、我ながらそれだけを信じて耐え抜いたこの3ヶ月でした。。。
夫の(未来の)仕事仲間は、きっと必ず見つかる(はず)。
必ずこの島のどこかにいる(はず)。
きっといる(はず)。
絶対、いるよね?・・いるはず(だってそうじゃなきゃこの島に来れてないでしょ)!
そう思いながら、てくてく、てくてく、歩いてきました。
就職活動が終わってみれば、夫が決まった大学のレストランは、9月からの新学期オープンに向けての募集だったので、8月下旬まで求人が出なかったのです。
そうか・・
そういうことだったのか・・
だからここまで決まらなかったのか・・
はい、というわけで就職活動中の皆さん。
「仕事はご縁!!!」
これは真実ですよーーーっっっ!!!
いつか必ず出逢う未来の仕事と仲間を信じて、そして何よりも自分を信じてください。
もう夏も終わりますが、まだ全く観光ができておらず、赤毛のアンゆかりの地も行っておりません。
もう少し生活が落ち着いたら、ゆっくり島内を回りたいと思います。