今日は少し、娘について書こうと思います。
ブログを始めるに当たって、記事にすることは海外生活のあれこれと決めていたのですが、やはりどうしても私の日常は育児と切っても切り離せません。
子供の話ばっかりのブログにはしたくない、と思っていたのですが、まぁそうすると取り上げる話題がどうしても少なくなります。
それにこのブログ、何より自分が楽しめるようなブログにしているのだから、子供達のことも、忘備録も兼ねて、記事にしていきたいなぁと思うようになりました。
というわけで、娘について今回記事にしてみようと思います。
意識高すぎ辛口女子、しかし徹底した平和主義
娘を一言で表すなら、こんな感じでしょうか。
娘は2歳頃まで頭に毛が全然生えませんでした。
なので、おそらく頭髪のせいなのでしょうが、とにかく2歳までは、道行くすべての人々に、男の子と思われておりました。
スカートをはかせても、ダメ。
全身ピンクを着せても、ダメ。
イギリス時代は、
Oh, cute boy !
と何回言われたことでしょうか。
写真を整理していたら生後8~9ヵ月くらいの娘の写真が出て来ました。
謎の感染症(コロナじゃないですよ。。)で入院していた時のものです。
しかし我が家の子供達、もれなく入院しているなぁ・・
でも男の子に見えます?
どう見ても女の子だと思うんですけどねぇ・・ブチブチ。。
そんな娘も、2歳前にようやく髪の毛が生えてきてショートカットくらいの長さになりました。
今でも忘れられません、2歳を過ぎて少し経った頃、イギリスで旅行中に入ったアラブ系のお店のおじちゃんから、
「Boy, or Girl ?」
と質問された時の事を・・。
ちなみにこの時、珍しくスカートはかせてたんですが。
とにかく、
おおおおーーー!!!初めて女の子(かも?)って思われた!!!( ;∀;)
と感激しました(笑)。
それまでどんなに可愛い洋服を着せても男の子に見られるので、遂に私も心の中で勝手に「この子はボーイッシュ。」と決めつけるようになり、ほとんどTシャツにズボンしか着せないようになっていました。
それが髪の毛が長くなるにつれ、少しずつ女の子として認識されることが増えて行き、
それじゃあやっぱり女の子扱いしてあげよう。
と、2歳半を過ぎた頃、今まで眩しすぎて手が出せなかった、ディズニープリンセスの絵柄のトレーニングパンツを履かせてみました。
今でも忘れません、あの時の娘の反応。
その絵柄(確かシンデレラだった)を見た途端、目を輝かせ、身体をくねらせ、
「あぁ~~ん、プリンセスぅ~~❤」
と言ってピンクのオムツを抱きしめたのです!!
その瞬間、
「もしかしてこの子、めっちゃ女なんじゃないか( ゚Д゚)!?」
と思いました。
それまで男の子の様に扱い、性格も男っぽい(だろう)と思っていた娘のガーリーな一面が、満を持して(?)表に現れた出来事でした。
今では、
メイク&ファッション大好き、全身のトータルコーディネートに余念がない、超意識高い人
に育っております・・。
毎日着るものは娘が自分で選んでいるのですが、先日、スクールバスに遅れそうだったので、私が適当にチョイスした靴下を渡したところ、
「ちょっと待って。それってこの服に合うの?」
と不安げに言われ、
「知らないよ!仕方ないでしょ間に合わないんだから。」と言い放ったところ、
全力で部屋に戻り、自分で選んだタイツを履いて学校に出掛けて行きました。
何だアレは・・("゚д゚)ポカーン
私の子供時代とは全然違う(中学生まで寝癖も気にしなかった人です)。。
食器も、自分のお気に入りのカップとスプーンでしかお茶を飲みません。
また、娘は外を歩くと、必ず綺麗なお花を摘んで帰って家で飾るのですが、先日私が娘からお花を受け取って器に入れようとした時、私がお花をわしづかみにしたのを見て、
「やめてっ!お花さんが可哀想っ!」
と私から花を奪って自分で器に活けてました。
ハイハイすいませんねガサツな母で~~"(-""-)"
でも娘が活けてる時に茎から花がもげてましたが。。
とにかく扱いが面倒臭い今日この頃、意識高い系女子。
昨年のGrade1の時の話ですが、担任の先生とは別に音楽専任の先生がいると知り、
「どんな先生なの?」
と聞いたことがありました。
娘は
「男の先生だよ。面白いよ。」
と答えたので、
「面白い先生なんだ、良かったねぇ(´∀`)」
と返したところ、
「面白いだけ。」
と。
何この6歳児・・(; ゚Д゚)
そんな手厳しい彼女ですが、お友達には優しすぎるくらい優しいみたいで、意地悪されても、限界まで我慢、我慢、我慢。。
英語で何て言ったら良いか分からないから、何も言えないと。
それにしても歯がゆい!!
日本語で言えばいいんじゃ!!やられたらやり返せ!!戦え!!
とけしかけても、
「Rちゃん、人を傷つけるのは嫌いなの。」
とキッパリ。ここは絶対に譲りません。
まぁ良い、自分で学んでくれい。
娘よ、その心フォーエバー!!
とにかくこじらせ気味にマセてる娘(来月7歳)ですが、今年の夏休み、日本に一時帰国した時に、私の九州の実家にも帰省したのです。
私は日本に帰ったら長崎ちゃんぽんが食べたくて食べたくて、温泉に入りたくて入りたくて、実家に帰省した際に、ようやくそれが叶いました。
息子を母に預け、娘と二人で出掛けて夜ご飯にリンガーハットでちゃんぽんを食べ、帰りに天然温泉に寄りました。
いつもはその温泉は人でごった返しているのですが、コロナでお客さんが激減しており、広大な露天風呂に、贅沢にも私と娘の二人だけ。
山の上にある温泉なので、眼下に広がる夜景と煌々と夜空に輝く満月を見ながら、至福のひと時を過ごしておりました。
「あぁ~~、ちゃんぽんも食べれたし、温泉も入れたし、最高~~、幸せ~~!!!」
と私がつぶやいた時、娘がすかさず言いました。
「ママ、ずっとちゃんぽん食べたいって言ってたもんね、温泉も入りたいって言ってたもんね。」
「すごいね!!ちゃんぽんも食べれたし、温泉にも入れたね!!」
「両方叶うなんて、もしかして『魔法のどんぐり』を食べちゃったんじゃない!?(≧ ∀ ≦)」
何だって!?
ま、魔法のどんぐり!?
びっくりすると同時に、そんな可愛い発想がまだこのマセくれた6歳女児の心にも残っていたのかと私は非常に感動しました。
魔法のどんぐりだって!!!
かぁわゆい~~~❤❤❤(≧▽≦)
私が思わず「きゃぁーーー可愛いーーー!!」と言って娘を抱きしめると、ものすごくバツが悪そうにしていました(笑)。
娘としては、失言だったのでしょうか(* ´艸`)
私はその後、事ある毎に会う人会う人にこのエピソードを言い触らし、娘からその話は二度としないで!と言い渡されてしまいました。
ふん、いいもんね、ブログに書くから~~♪
願いが叶う『魔法のどんぐり』があると思っている娘。
サンタさんが本当にいると思っている娘(私は中3まで信じてました!笑)。
争うのが嫌いな、平和主義の娘。
最近では肌のお手入れに命をかけ、髪型がキマらなくて学校に遅れそうになるくらいメンドクサイけど、それでも、どんなにマセくれてもいいから、その純粋な心だけはずっと持ち続けてくれるといいな。
その妙なアンバランスさが成り立っているのが娘の魅力というか不思議なところというか・・。
ちなみに、夫に
「Rも純日本人なんだから、いつかは大和撫子みたいな女の子に育ってくれるのかなぁ。」
と聞いてみたところ、
「海外で育って行くんだから、どんどん気が強くなるに決まってるだろ( ゚Д゚)」
「外人の女の気の強さはハンパねぇ!」
とのこと。
まぁそうかも・・ね。