イギリス生活・イスラエル生活を経て、カナダ移住へ

山あり谷あり海外移住記

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Picture Day

投稿日:2020年9月29日 更新日:

昨日は、娘の学校のPicture Dayでした。

このPicture Dayなる行事、昨年初めて体験したのですが、年に一度、生徒全員の個人写真を学校で撮影するのです。

そして後日、色んなオプションのパッケージになって販売されます。

これがまぁ馬鹿にならない値段でして・・我が家はデータだけの購入でしたが、それでも結構な金額しました。

でも、プリクラ(もしかして死語?)の写真みたいに、背景や文字が選べたりして、それらを選ぶ過程はなかなか楽しかったです。

それに身内に配布ができるので、結果的にはとても良い記念写真になりました。

去年は

「学校で個人撮影?何のために?」

といまいち良く分からないまま、少しだけちゃんとした服を着せて娘を送り出したのですが、今年は気合十分!

私は手先が不器用なので、娘の髪型はいつも後ろに一つに結ぶだけです。

お母さんが色々してくれる子は、編み込みだったりお団子だったり複雑な髪型だったり、とにかく凝った髪型の子が結構いるそうです。

私は日々それに負い目を感じていましたが、年に一度のPicture Dayとあらば、母もひと肌脱ぎましょう!

というわけで当日は、私としては最大限に頑張って娘の髪を可愛く結い上げ、大きなリボンを着けてあげました。

「何かいつもはおばさん結びで送り出してるのに、今日だけこんなに派手にしちゃって、私ってば気合い入り過ぎだよね?娘が浮いてたらどうしよう・・」

とか勝手に一日やきもきしてましたが、それは完全に

杞憂

でございました。

はい、クラスの女子の半分は既にピアスを開けている、

ここはそう、

カナダ~~~。。

帰って来た娘から聞かされたのは、クラスのほとんどの女子がフルメイクで写真撮影に挑んだということでした。

アイシャドーはもちろん、アイラインを引いてる子もいたそうで。

「○○はねぇ、ブルーのアイシャドーしててとっても綺麗だったんだよ!」

「○○はねぇ、眉毛描いて来てたけど、ちょっと失敗してておかしかったんだよ!(;´∀`)」

カナダ女子の気合い、ハンパない。。

娘よ・・来年のPicture Dayはもっとグレードアップしようか!

ところで、日によっては娘をいじめ、日によっては娘に手紙をくれるという、気まぐれなオリビアちゃんという子がいるのですが。。

オリビアももちろん、ばっちりフルメイクで参戦!

そして何と、特別に母親の指輪を借りてきていたそうです。

母親も当初はダメだと言っていたのを、Picture Dayの撮影のために何とか頼み込んで持たせてもらったそう。

ただ、当然母親の指輪なので、オリビアの指には少し大きかったらしく、

いつの間にか失くしてしまったらしい

「どうしよう、ママの指輪なのに失くしちゃった、ママから怒られるよおぉぉ(ノД;)」

と泣いていたらしい。

あぁ、オリビアよ・・(´Д`)

娘はいじめられることも多いためオリビアをそこまで好きではなく、指輪のこともそれほど同情的ではありませんでした。

「すっごい素敵な指輪だったんだよ!」

「オリビア絶対お母さんから怒られるよねぇ。」

「どうしようどうしようって泣いてたよ。」

ただただ事実のみを報告してくれました。

しかし私はオリビアの話を聞くたびに、本当に欲望に素直で子供らしいなぁ~と可愛く微笑ましく思っていたので、指輪の件は心の底から彼女(とオリビアママン)に同情しました。

あぁ可哀想に、オリビア。。しかし良く考えたら分かるだろうに。。

ところで、娘の小学校は公立なので、おそらく公立小学校で共通のことだと思うのですが、毎年、学年が終わる時に、一年間のアルバムを作成して渡してくれます(しかも個人用のアルバムで、子供の一年間の活動が分かるようになっています)。

これ、日本だったら、卒園・卒業アルバムって、最終学年の時に作りますよね?

なのでどうしても最終学年の写真やイベントがメインになりがちですが。

こちらでは一年ごとにアルバムを作成してくれるので(何度も言いますが個人専用アルバム!)、それぞれのクラスがしっかり記念として残ります。

これはカナダの小学校で感動したことの一つです。

そして、毎年、来年どこの小学校に通いたいか、最終学期末に登録をするのです。

もちろん学区内の生徒が優先的に通えるわけですが、とにかく同じ小学校に通う場合でも、全生徒が、毎年登録をしなければならないのです。

これのどこが凄いかというと、毎年誰にでも

転校のチャンス

があるということです。

登録した学校が希望者多数の場合は抽選になりますが、抽選に漏れても2年連続で登録した場合は優先順位が上がるらしく。

日本だったら義務教育の内は、基本は学区が決まっていますよね。

なのでいじめが起きても、私立ならともかく公立の他の学校に転校なんてのはできません(もちろん学区内に転居すれば別ですが)。

でもカナダは住む場所を移動することなく、毎年学校を選べます。

なので私は、もしも娘がいじめられて、娘自身が頑張っても、親の私がサポートしたり学校に働きかけても解決しない場合には、ためらうことなく転校させてあげようと思います。

これは日本にいても同じことをしますが、でもその場合は転居を伴うわけなので、住む場所を変えずに学校を変えることができるカナダのシステムって素晴らしいなと思います。

なのでいつも娘には、

「学校がどうしても辛くて、自分でできることをすべてやっても変わらなかったら、転校させてあげるからね。」

と言っています。

心に逃げ場を作ってあげられるだけでも違うと思うので、またそれは自分にも言えるので、

どうしても駄目だったら、転校すればいい!

と気軽に考えるようにしています。

『逃げるは恥だが役に立つ』とも言いますしね、生き延びることの方が大事です。

というわけでオリビアちゃん、娘にあんまり意地悪しないでね~(汗)

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