犬も食わない夫婦喧嘩を仲裁、弟をフォローし母をなだめる健気な娘
いや~、あっという間に師走です。
年末です。
今年はもう、本当に色々と色々と色々と大変すぎましたね・・(´Д`)
年が変わる前に、ちょっと記事を連投してゆっくり年末年始を迎えようと思います!
さて今回は娘の話題です。
娘については、「自分の意見はしっかり言うが、争い事が嫌いな平和主義者」だということは以前ブログで書いたことがありますが・・
最近それが進化して、だんだん
調整役
として我が家で重要な役目を果たす場面が増えてきました。
あまり深く物事を考えず、思った事をそのまま口にする、そして言う事がその時の気分や状況でコロコロ変わりまくる、更に言ったことを平気で忘れる超テキトーで鳥頭の母親(こうして書いてみると毒親ではないですか!)を反面教師にしたのかは定かでないですが、もはや我が家は
娘なしでは回らない
ところまで来ております・・。
これからそのエピソードをいくつかご紹介しますが、娘よ・・いつもありがとおぉぉ・・!!(ノД;)
<Episode:Ⅰ> 臨月の母親にアイスを手配
これは昨年、私が妊娠後期に入り、お腹の張りやら睡眠不足やらで疲労の色が日増しに濃くなっていた頃・・
ある朝、娘が私のところにやって来て、
「ママー!パパが、もしアイス欲しいなら買って来てあげるって言ってるけど、どうする?」
と聞いてきました。
私は思いもかけない夫の心遣いにいたく感激し、
「いる!!絶対いる!!ハーゲンダッツのアイス!!キャラメルの入ってるやつ!!」
と娘に伝えました。
珍しいこともあるもんだ。
私は夫からの優しい提案に心がほっこりと温まりました。
そして夫はその日の仕事帰りに、私が頼んでいたハーゲンダッツのアイスを携えて帰宅しました。
娘はもう就寝していましたので、私は一人でアイスを頬張って夫にお礼を言いました。
「どうしたの?自分からアイス買って来てくれるなんて!でも嬉しかったよ~( ;∀;)」
すると夫は、
「えっ!?俺、R子(娘)から、『ママは疲れてるんだから、アイス買ってあげて!』って言われたから買って来たんだけど・・!?」
と言うではありませんか!
「え・・じゃあ、私が疲れてるのを見てアイスを買ってくれたわけじゃないの?」
「違うよ、R子に怒られたからだよ(*´Д`)」
「私には、パパがアイス買ってあげるって話してるって言いに来たんだよ?」
これには夫婦で顔を見合わせて何とも言えない空気に。。
夫の優しさでなかったのは少し悲しかったですが、それにしても何という気の回る娘でしょうか・・娘は当時6歳です・・(; ゚Д゚)
<Episode:Ⅱ> 父母の喧嘩に割って入り、冷静に双方を分析
ある日の事、内容は忘れましたが、夫が私に注意をしました(多分過去に何回か同じことで注意を受けています)。
そしてそれに逆切れした私が悪態をつき、その後は夫を完全無視しました。
こうして書くと悪妻そのものですが・・いやだって本当に言い方とか腹立つんですよ!( ゚Д゚)
やがて夫が私に小声で謝って来ましたが、私は聞こえないふりをしていました。
するとすかさず娘が私のところに飛んできました。
「ママぁ、パパが、ごめんねって言ってるよ~?(´∀`)」
それでも私は聞こえないふり。
「ママぁ、パパが、ごめんねって言ってるよ~?(´∀`)」
しかし夫への怒りがまだ収まらず、更にシカトを続ける私。
「ママぁ、パパが、ごめんねって
言ってるよ~?(´∀`)」
はいスイマセンでした、私はあなたに根負けしましたっ!!( ;∀;)
娘はこういう時、物凄くしつこいです・・というかめちゃくちゃ粘り強い。
まさに調整役!
もう私も夫も爆笑して、喧嘩はそこで終わりました。
しかし、続けて娘は言いました。
「ママは、パパから言われたこと、すぐ忘れるから!」
「でも、パパも、言い方がすごく声が大きくて怖いんだよ?」
もう、完全にお手上げ、降参です。
笑いながら私も夫も娘に謝り、仲裁してくれたお礼を言ったのでした。
<Episode:Ⅲ> 息子(12カ月)の離乳食ハンストにブチ切れる母をなだめ、弟に愛の手を差し伸べる
これは今日のことなのですが(それで感動してこの記事を書いています)、なかなか離乳食が進まない息子に日々奮闘していた私。
好き嫌いもなく、何でも食べてくれて離乳食で苦労した記憶がない娘とは打って変わって、息子はとにかく口にしてくれる食材や食感が限られており、ちょっとノイローゼになりそうなくらい、このところずっと離乳食に悩んでいました。
2回食から3回食への移行がなかなかできずにいましたが、先日1歳になったタイミングで予防接種を受けさせに保健所に連れていった時、保健師さんから「吐き出してもちゃんと3回食べさせなさい」と怒られてしまいました。
そうは言ってもですね、限られた食材をローテーションしながら、調理法や味付けをその都度変えて頑張って用意した離乳食を吐き出されるのって、本当に心が折れるんですよぉぉぉ・・!!!(T^T)
特に息子は離乳食初期からN(納豆)・K(米)・B(バナナ)しか食べてくれず、神の3食材(神スリー)をNKB(エヌケービー)とか呼んでいましたが、離乳食後期に不動のセンターだったBちゃんが卒業してしまい、N美とK子がグループを支えて生きてきました(何のこっちゃ)。
このメンバーで一日3回ライブしろとか、ふざけんなよっ!!
と保健師さんに心の中で吠え、
それはもう、くたくたに軟らかく煮た数種類の野菜を原型もないほど切り刻んだものを納豆に混ぜてごまかし、何とか栄養素を補ってきたのでした。
そして更に悩ましいのが、ここカナダでは、
納豆、超高級食材・・!!!(ノ∀;)
日本では、4パック入りの納豆が、安いスーパーだと100円もしないで売ってますよね。。
カナダでは、3パック入り納豆が、平気で5ドルとか6ドルとかします。。
あぁまさに黄金の一粒。
その貴重な金の納豆様をですね、遂に息子、完全拒否しやがりました!!!
これまで納豆だけは食べてくれてたのに、今日は、口を真一文字に結んで拒否。
無理矢理入れても、高速の舌パンチで口の中から叩き出す始末。
納豆、めっちゃ高いんだよぉぉ・・・!!!(←心の声)
お前、明日からどうやって生きて行くんだよぉぉ!?(同上)
私はこれまでのストレスが爆発してしまい、怒りに震え、「いい加減にしてよ!!」と大きな声で息子を怒鳴りつけました。
息子は号泣。
その時、娘は別室で日本語補習校のオンライン授業を受けていたのですが、それを終えて戻って来た時に、
「ママの怒る声、Rちゃん聞こえたよ!どうしたの?(;´∀`)」
と聞いてきました。
私は高級食材の納豆を無駄にされた悔しさ切なさ、苦労して作った離乳食を全拒否された悲しさとやり切れない思いを娘に訴え、
「息子ムカつく!!!ほんっとうにムカつく!!!」
とずっと言っていました(今考えると大人げない・・)。
結局何も食べなかった息子は、さっき私から雷を落とされたことはコロッと忘れて、私に甘えて抱き着いてきました。
しかし私は怒りが収まらず、抱っこしてあげませんでした(おい・・)。
娘は、
「ママぁ、Rくん、こんなに可愛いんだから、そんなに怒らないであげて。Rちゃん、悲しくなっちゃう。」
・・うぅ、娘からこう言われると弱いんだよなぁ。。
「でも・・でも・・ママは一生懸命、離乳食作ってるんだよ!」
気持ちが収まらず、私は言い返しました。
すると娘は、
「きっとRくん、今日はそんなにお腹が空いてないんだよ。」
「えっ?(; ゚Д゚)」
「Rちゃんだってそんな日は全然食べられないもん。Rくんも、今日はそうだったんだよ。」
「そ、そうなのかな。そんなこと、あるのかなぁ・・?」
「あるよ!」
と娘は語気を強めて言いました。
「Rくん、まだ赤ちゃんなんだよ?」
グッサーーーーーーーーーー!!!
これは母の心に突き刺さりました。。
ほんとそうだよね・・許しておくれ未熟な母を・・(;Д;)
娘は弟をあやし、キャッキャッと姉弟二人で仲良く遊んでいました。
あぁ~~~、親が頼りないと、子供がしっかり者に育つ典型ですね。。
親バカですが、本当に優しい子に育ってくれているなぁ(涙)。
たまに役目を忘れる娘。
昔、
「子はかすがい」
という言葉が嫌いでした。
子に夫婦仲を取り持ってもらうなんて駄目でしょ!
子供が可哀想!
夫婦仲が悪かったら子供がいても一緒にいる意味ないじゃん!
とか思っていました。
若かったな・・自分(遠い目)。
あと、
「亭主元気で留守が良い」
という言葉も、
「えぇ~~、意味分かんなぁい!旦那さん、可哀想~~。。」
とか思っていました。
若かったな・・自分(もはや白目)。
新婚の頃、
「夫婦の間というのは山あり谷ありですよ。」
と言われました。
その頃は、
「は?一般論でしょそれは。うちは関係ないし(笑)。」
とか思っていました。
今はよぉぉぉく分かります(もはや涙目)。
いや~~~、全くもってその通りでございましたっっっ!!!( ;∀;)
まぁそれは良いとしてですね、こんなに頼りになる娘も、時々、かすがい役を忘れてくれます。。
先日、例によって夫婦喧嘩をし、私が怒り狂って一夜が明けました。
朝、スクールバスのバス停まで夫が娘を連れて行くのですが、家を出る前に、私は娘に
「ねぇ、パパに、『ママに謝りなよ!ママ、すっごく怒ってるよ!』って言っておいてくれない?」
とコッソリ頼んでおきました。
娘は
「うん、いいよ♪ママのためならね❤(*^-^*)」
と快く引き受けてくれました。
よし!これで夫は娘を見送って帰ってきたら、すぐに
「昨日は本当にごめん。。」
とちゃんと反省して謝ってくるはずだ!
私はようやく心が落ち着きました。
・・しかし帰宅した夫、全く謝る気配がありません。
謝るタイミングを見計らってるわけでもなさそうだし、そもそも反省してる風でもありません。
これはどうしたことでしょう。
私は遂に待ちきれず、
「ちょっと!どういうつもりなのっ!?(# ゚Д゚)」
と夫を問い詰めました。
「はぁ?何がだよ!?」
と夫も逆切れ。
そこから散々言い争いをして最後には何とか仲直りをしたのですが、どうも夫の様子からは、娘から何かを言われた感じがしませんでした。
なので学校から帰って来た娘に、
「ねぇ、ママが頼んだこと、パパにちゃんと言ってくれた?」
と確認したところ、
「Rちゃん、歩いてたら忘れちゃったぁーー!(;´∀`)」
あぁ、役目を忘れないでおくれ私の可愛いかすがいちゃん・・orz
ちなみに今日、夫が
「ママは怒ると周りが見えなくなるからねぇ。」
と娘に話したところ、
「酷い事言わないで!!ママは怒った時もちゃんと目が見えてるよ!!Rちゃんのこと、じぃーって見てるもん!!」
と一生懸命に反論してくれました( ;∀;)
「周りが見えなくなる」=「目が見えなくなる」
と思ったみたいです。
そうだよなぁ、普段は物凄くしっかりして頼りになるけど、まだまだ小さい子供なんだよなぁ・・
最近、娘に助けてもらってばかりで頼り過ぎているのを反省した今日でした。。