イギリス生活・イスラエル生活を経て、カナダ移住へ

山あり谷あり海外移住記

■イギリス生活 ★トピックス

イギリスに住んで身に付いた新習慣

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イギリスに住むまでのあれこれ

私が海外生活に興味を持つきっかけになった本は、イギリスについての本でした。

その後もイギリスに関する本を結構読んでいたこともあり、私にとってイギリスは心のどこかに常にある憧れの国でした。

ワーキングホリデーで行ったニュージーランドで夫と出逢い、帰国後に結婚し、しばらくして海外移住を夫婦で本格的に考えるようになった頃、

「さてどこの国に行く?」

と度々夫と話し合いました。

もちろん仕事ありきなので就職が決まった国に行くしかないのですが、ほぼ直感と閃きだけで人生を切り開いて来た私にとって、

「私達が行くことになるのはどこの国だろう?」

と、それからは何らかのサインを日常生活の中で探すようになりました。

通勤電車に乗っていて、山手線の車内広告に目をやった時だったと思います。

何の広告だったかはもうすっかり忘れてしまいましたが、とにかくその広告を見た瞬間、

「あ。イギリス行きそう。」

と思ったのです。

読者の皆さん、侮るなかれ。

私の直感って、ほぼほぼ当たるんです。

その時は全く違う状況だったり不可能に見える環境だったとしても、私が直感で感じたことは、ことごとく現実になるんです。

誰もが有り得ないと思っていた、イギリスのEU離脱も国民投票の1ヵ月前に予言しましたしね・・(*‘∀‘)フフフ

で、私は夫に

「何かイギリスに行くことになる気がするんだよね。」

と報告しました。

「えぇ~~、確かに英語なのは助かるけど、イギリスのビザってめちゃくちゃ厳しいし、ワークビザ取るの一番ハードル高いって聞いたじゃん(´Д`)」

そうなんです。

確かに私もそう聞いていました、が、私は自分の直感を信じているので、

「イギリスに決まったら良いなぁ(*'▽')」

と思いながら日々を過ごしていました。

本当にイギリスに決まった!

それから1年以上の歳月が流れたでしょうか。

海外の就職活動をしていく中で、何と、イギリスとカナダの会社がほぼ同時に決まりました。

仕事をするのは夫なので、あくまでも夫にどちらの会社にしたいか決めてもらいました。

夫は国に対するこだわりが皆無なので、単純に仕事内容で、イギリスの会社の方にチャレンジしたいということで、イギリス行きが決定したのです。

ちなみにカナダの会社に辞退の連絡を入れた直後だったのですが、

「ねぇ、そういえば、Googleストリートビューで会社のあるところ見てみようよ!」

ということで早速、イギリスの会社とカナダの会社と、それぞれ住所を入力してGoogleストリートビューで見てみました。

まずはイギリスの会社から。

「お、おぉ・・。」

歴史ある街並み、重厚な空気感、どんよりした空・・

「何かパッとしない・・きっと景色が冬だからかな?」

と思いました。

ワクワクとか胸の弾む感覚は全く感じられず。

次はカナダです。

「あーーっ!」

私はカナダの景色を見た瞬間、

「やっちまった!」

と感じました。

そう、ここでも私の直感が炸裂。

「イギリス選んだの、失敗した・・!(; ゚Д゚)」

瞬間的にそう思いました。

なぜならカナダの会社のストリートビューは、まぶしい陽射し、道端に咲く花、広々とした道路や歩道・・写真から判断するに春だったからかも知れませんが、とにかく明るい雰囲気に満ちていました。

「わ~、この街に住んだら楽しそう!」

と素直に思いました。

しかし、カナダの会社には断りを入れた直後・・

もう後には戻れません。

「しまった・・先にストリートビューを見とくべきだった・・orz」

ちなみにこの時の私の直感はやはり当たりました(笑)。

イギリスに行って鬱になりかけ(その話はこちらの記事でご確認ください)、あまりイギリスに馴染めもせず、愛着もわかず、やはりイギリスに住み続けることにはなりませんでした。

しかもその後まさかのイスラエルを経て、今やっとカナダにいるんですからね~( ;∀;)

でも、イギリスにもイスラエルにも、その時、一時的にでもご縁があったから行くことになった。

それは間違いないです。

素晴らしい出逢いが沢山ありましたから。

で、とにかくイギリス行きが決まってから、私はまたイギリスに関する本を予備知識として読むようになりました。

そのうちの一冊の本に、次のような記述がありました。

「フランス人は窓のない部屋にいても全く平気だが、イギリス人には耐えられない。彼らは部屋に入った途端、『Fresh air, fresh air』と言って窓を探し出す。」

私はそんな大袈裟な、と思いました。

よくフランス人と比較してイギリス人を面白おかしくディスる風潮(その逆もまた然り、両者は常に比較対照される。)がありますが、これもその類だと思いました。

「とりあえず私はフランス人と同じで窓がない部屋でも全然平気だけどね!」

という感想を持っただけでそのことは忘れてしまいました。

イギリス人の換気好き、ガチだった

やがてイギリスでの新生活が始まり、久しぶりの海外生活に奮闘し、おそらく少し周りを見渡す余裕が出て来た頃でしょうか。

不思議なことに気が付きました。

「真冬なのに、窓全開にしてる家が沢山ある!!!」

そうなのです。

イギリスの家はセントラルヒーティングで冬でもポカポカ温かいのですが、それにしても、冬に窓全開にしますか普通!?

家の中が暑くて仕方がないなら、ヒーターを調整すれば良いではありませんか。

あんなに窓全開にしたら、家の中の温かい空気が全部逃げて、ヒーターだってずっとフル稼働しないといけないし、めっちゃ光熱費かさむんじゃないの?

イギリス人ってバカなの?死ぬの?(´Д`)

「イギリス人、マジで意味不明・・。」

イギリスに住んだことのある人なら分かると思いますが、先進国とはとても思えない社会制度や各種サービス・・そして徐々にイギリス人に対して募っていく怒りと諦めの気持ち・・(ディスりすぎ?)

ほんと、意味分からんと思っていました。

ちなみに、イギリスって、北海道と同じく、ゴキブリや蚊がいません。

なので夏であっても、窓を全開にしても、虫が全然入って来ない!

日本だったら、夏場に、昼はともかく夜に窓を開けようものなら、明かりを目指して物凄い数の虫が集まって来ますよね。

あれがないんですよ!

なのでか分からないですが、イギリスの窓、網戸がありません。

網戸もないのに窓を開けるなんてとんでもない!!

と思っていたのですが、開けても虫が全然入って来ないのには驚きました。

でも、蜘蛛とナメクジは日本の比ではないです。

あとリスも(私のイギリス生活の中で完全に害獣になりました。生ゴミ漁ってましたから!!)。

ちなみにイスラエルは、蚊はいませんでしたが、ゴキブリが半端なかった・・!

あと、鳩も(私はイスラエル生活で平和の使者ハトポッポを完全にエナミー認定しました。そもそもハトの別名は『空飛ぶネズミ』なんですよ!)。

話が逸れましたが、ある日、あまりにもどこもかしこも窓を全開にしているものだから、私も試しに窓を開けてみたのです。

網戸がないので、やはりダイレクトに窓から外気が流れ込んで来ます。

「え、何・・めっちゃ気持ちイイ!!!(; ゚Д゚)」

何ということでしょう。

こんなに外の空気って新鮮で気持ちがいいの!?

これまで部屋で窓を開けて、かつてこれほどの感動に包まれた経験があっただろうか・・?

いや、ない。

それからは、私も暇さえあれば、気が付けば、窓をちょこちょこ開けるようになっていました。

駄目なんです。

窓を閉め切っていると何となく息苦しくなって、

「Fresh Air, fresh air...(*´Д`)ノ」

と新鮮な空気を求めてしまうのです。

イギリス人の換気伝説、マジでした・・(馬鹿にしてゴメンナサイ)

カナダでも窓をチョイ開け

その後、イスラエルでも日本でも、そして今住んでいるカナダでも、部屋の空気に敏感になり、窓を開けて微調整する習慣が身に付きました。。

ここ極寒の地カナダでは、冬場は窓を1ミリでも開けてしばらくすると部屋の温度が下がり始めるので、本当にちょこちょこ開けたり閉めたり・・

イギリスに住まなければ、絶対にすることはなかった習慣だと思います。。

ちなみにキッチンにある換気扇って、普通、外の空気と中の空気を入れ替えるものですよね?

イギリスの換気扇、ただ部屋の空気を攪拌するだけでした・・

3件目に住んだ築100年の住宅の換気扇は、何と逆向きに取り付けられていたらしく、空気を逆噴射してました・・危険すぎるだろ・・(揚げ物してて気付きました。ちなみに修理業者もお手上げでした。)

カナダの家の換気扇も外の空気は入って来ないし・・

イスラエルに至っては、キッチンに換気扇すらなかったYO!( ;∀;)

いや~、お国によって色々と違って面白いですねぇ。。

以上、久々のイギリス話でした!

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