イギリス生活・イスラエル生活を経て、カナダ移住へ

山あり谷あり海外移住記

■カナダ生活 ★育児 ◆日記◆

まだまだ粘る!食べない男・15ヵ月 ~離乳食拒否を巡る熾烈な親子の攻防戦~

投稿日:2021年2月14日 更新日:

先日Costco(こっちの人はコスコと言ってます)に買い物に行きましたが、昼間マイナス20℃近い極寒の中でも、ロックダウン中の人数制限は容赦なく・・ものすごい行列で外に20分近く並ばされ、死ぬ思いをいたしました(T▽T)

私はこちらで買った極寒対応のダウンに、裏起毛の暖パン・手袋・帽子・スノーブーツと完全防備でしたが、現地のカナディアン達は、フッツ~(に見える)のダウンジャケットにジーンズ・スニーカーとかで並んでるんですよ・・。

マイナス40℃近い日だって、タンクトップに軽くカーディガンを羽織って、ピッチピチのレギンス一枚(下はレギンスだけの人、いっぱいいます)で店内をウロウロしてる女人がいたりして・・

いくら家の中は極暖で、買い物に行っても車から店までの数十メートルしか外気に晒されないとはいえ・・

カナダ人の皮膚感覚、どうなっとるん(; ゚Д゚)

と毎回驚愕せずにいられない冬。

食べない息子との攻防戦に変化の兆し

さてさて、我が家の息子、先日生後15ヵ月を迎えましたが、いまだに離乳食拒否に並々ならぬ闘志を燃やし続けております。

これまでも息子の離乳食ハンストに関しては記事を書いてきましたが、あれから結構時間が経つのに、

状況、ほとんど変わらず・・orz

離乳食、いたしません!!! ~食べない男・13ヵ月~

Bottle、ダメ。絶対。

しかーーし、この私が、たかが生後15ヵ月の乳児に負けるわけにはいかないのである!!

相手はまだ全長1メートルにも満たない人間ではないか。

この生後40数年の圧倒的な知恵と経験値を持ってこの死闘を制してみせる・・!

と意気込みつつも、毎回涙目になりながらネットで同じように食べない子の体験談を漁っては、ママさんの心情に激しく同情したり安心したりする日々・・(ノД;)クゥゥ

しかしその中でもいたく勇気づけられ、私の闘志を奮い立たせたのが、

【金言その一】離乳食は食べる練習!!一回でもモグモグしたら、一食とカウントして良い!!

【金言その二】赤ちゃんが食べるなら、毎回同じメニューでも大丈夫!!

もう本当にこの言葉には元気をもらいました。

そして私の離乳食戦略をブレないものにしてくれたのです。

ご飯とおかずは飲み物だと思っている息子

私はこれまでの経験から、息子の離乳食拒否には鉄板のパターンがあることが分かりました。

■ご飯 ☞ 飲み物のように喉越しが良くなければならない(噛み噛み不可)。

■おかず ☞ 飲み物のように喉越しが良くなければならない(噛み噛み不可)

■野菜 ☞ トマトだけは、カミカミするのもやぶさかではない。しかしながら、トマト以外の野菜は飲み物(ペースト状)でなければならない。

■果物 ☞ ブドウのようにジューシーで甘いものなら、カミカミするのもやぶさかではない。リンゴは、すりおろして飲み物にしなければならない。

そして息子が確実に食べてくれる神の3食材、

<神スリー>:納豆、米、バナナ(略してNKB)

そして私が息子との激闘の末に攻略した、(場合によっては)食べてくれるようになった新食材たち、

<研究食>:ヨーグルト、きな粉、ホワイトソース、トマト以外の野菜のペースト、繊維を極限までほぐした鶏肉・白身魚、シリアル

これらの限られた食材を使って、色々なメニューを創作し続けました。

しかし、この限られた食材での組み合わせは無限にあるわけではなく、更にその中でも確実に拒否される共演NGなパターンも見つかり・・

最終的に、息子が高確率で(嫌々ながらも)食べてくれるのは以下の3メニューに絞られました。

【献上品メニューA】 ~北海道産きな粉とカナダ製ヨーグルトをまとったフレッシュなバナナにシリアルを添えて~

【献上品メニューB】 ~望郷のジャポニカ米リゾット(お粥)、金のつぶ(納豆)と緑黄色野菜(ペースト)のマリアージュ、トマトのサイコロカットでカミカミを楽しんで~

【献上品メニューC】 ~望郷のジャポニカ米リゾット(お粥)、天使の衣をまとうCod(白身魚のムニエル。粉砕済み)と淡雪(ホワイトソース)の戯れ、カミカミCuttedトマトの心地よい疲れにMeltingアップル(すりおろしリンゴ)を寄り添わせて~

これが本当に、私の渾身のメニューなのです・・(;Д;)

心の目で栄養素を見る

そしてこの献上品メニューAが朝食、Bが昼食、Cが夕食。

毎日、毎日、この繰り返しです・・

他の赤ちゃんがどうかなんて知りません。

知っても落ち込むだけだし・・

あぁ、カナダで息子関係のママ友ゼロで本当に良かった・・!

メニューを見てはいけない、心の目で栄養素を見るのだ・・

栄養素を満たしていればいい、

よしよし、これは完璧な離乳食だっっ!!( ノД;)

・・しかしこの極上メニューでも、食べさせ方が悪いと常に残飯行きの危険性を孕んでいるのです。

赤ちゃんが離乳食を食べない理由の一つとされる食事中のテレビ、しかし息子が離乳食をスムーズに食べるには、このテレビが

必須

なのです。

さりげなく息子の口に離乳食をIN

もちろん初めは、テレビもつけず、息子と向かい合って褒めたりなだめたりしながら離乳食を食べさせていました。

しかし息子、常に

私の手元をガン見!!!

私が次に何を口に運んでくるかを事前に察知し、気に食わないと鉄の意志でお口にチャック!!!

そして息子の口に離乳食を運ぶのも、完全に彼のタイミングでなければいけません。

まだ口を(´~`)モグモグしているのに、次の一匙を差し出すなどもってのほか!!!

しかしこれにも例外はあって、息子の口に離乳食を運び、少しでも彼が眉をひそめた場合、リフレッシュ担当のデザート様もしくは積極的カミカミ要員のトマト様を目の前に差し出すと、口直し欲しさに今食べているものを飲み込んでくれます。

・・ってか、息子よ、

お前は皇帝かっっ!!(; ゚Д゚)9

食事中のテレビも、騒がしいのは嫌なので、YouTubeで綺麗な風景に癒しの音楽を流してくれている番組を選んだり、息子が大好きなピアニスト辻井伸行さんがオーケストラと一緒に演奏する動画を見せたり・・(息子は辻井伸行さんが出ると画面に釘付けになります)

そして私はというと、テレビを見る息子の口に離乳食を運ぶタイミングを伺います。。

あと意外なのが、家事をしながら離乳食を食べさせるのも息子にとっては効果的です。

息子と直に向かい合うと、どうしても彼は母親の意気込みとプレッシャーを感じてしまうようで、家事をしながら私が席を外しつつ、Readyな状態の息子の口に気付き、慌ててテーブルに戻って来て離乳食を口に入れる・・

息子的には、「食べさせられてる」感がなく、また私の「待たせてゴメン!」的なへりくだった態度が宜しいみたいです。

この偶然に見せかけたさりげなさを日々演出する私(*´Д`)

彗星のように現れたOKURA。しかし油断は禁物!一進一退の日々。

そんな中、私は更なる神食材をゲットしました!!!

どんなものでも包み込み、ネバトロの食べ物に変化させてくれるオクラ様。

おかずが飲み物でなければならない息子がオクラのネバトロに一発OKを出してくれた時、私の心は歓喜で小躍りせんばかりでした。

心の中でガッツポーズ!!!

それからは私も調子に乗って何にでもオクラを混ぜていましたが、ホワイトソースにオクラを投入した時だけは、頑として食べてくれませんでした・・

とは言え、加入していきなりのセンターOKURA!!!

ポテンシャル半端ないOKURA!!!

納豆とのツートップは他のメンバーの追随を許しません。

最近は息子も、

ボクのミルクライフ、もうすぐ終わるみたい・・(´・ω・)

と何かを感じ取って来ているのか、悟ったように大人しく食べてくれる日も出てきました。

しかし時々思い出したように、離乳食拒否する時もあります。

離乳食拒否には様々なポーズがあるのですが、最近は首をゆっくりと左右にフリフリし続けることで自分の口に次の一匙を運ばせない

首振りエンドレス

が一番多いです。

激しく首振りすると疲れるからなのか、ゆっくりと、しかしどこまでも首をフリフリ・・こうなると私もお手上げです。

ある日、夕食時に夫が仕事から帰宅しました。

私はその時、一つ洗濯物を干しては息子のところに戻り離乳食を口に運ぶ「家事の合間の離乳食作戦」を繰り広げており、地味にタイミングを伺う気苦労の多いこの作戦で、一日の疲労はピークを迎えていました。

夫が、

「お~~、やってるな~~~(;´∀`)」

と言いながら息子に近づいたその瞬間。

キエェェェーーー!!!(≧▽≦)

息子は歓喜の雄叫びを上げ、やがておもむろに首振りエンドレスを始めたのです。

えっ何で!?せっかく今まで順調に食べてくれてたのに・・!(; ゚Д゚)

愕然とする私が娘の視線を感じて振り向くと、赤ちゃん返りして自分の口に食事を運んでもらうのをヒナ鳥のように口を開けて待っている娘・・

( ゚O ゚)アーン

そして何故か息子と一緒に首振りエンドレスをしている夫・・

((((((ーωー))))))

何だこのカオス・・全員張り倒すぞ!(#TДT)

やがて夫の口からトドメの一言、

「R(息子)の首振り、可愛いだろ?俺が教えたんだよね~♪(*´∀`)」

と・・。

この瞬間、夫に軽い殺意を覚えたのは言うまでもありません。

まだまだ続く、息子との攻防戦。

頑張れ私、いつか笑って語れるその日まで・・(´Д`)

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